科学捜査研究員とは

科学捜査研究員とは、各都道府県の警察内にある科学捜査研究所において、科学的に犯罪を解明、立証するため、事件や事故で発見された証拠物件を鑑定したり、検査する人たちのことをいいます。

科学捜査研究員の身分としては、警察官ではなく「警察職員(地方公務員)」となります。

科学捜査研究員の仕事内容

科学捜査研究員は、都道府県警察本部に設置された科学捜査研究所において、犯罪捜査に関連する鑑定や検査、研究をおこなうことが仕事です。

持ち込まれる証拠品などの鑑定資料を分析することで事件解明に必要な事実を見つけ出し、調べた結果を「鑑定書」という書類にまとめます。

「鑑定書」は捜査上の指針となるだけでなく、起訴、不起訴の判断にも影響を与え、さらには裁判において量刑(個々の罪に対して言い渡すべき刑の種類や程度を決めること)など、司法上の重要な判断をするための資料にもなります。

科学捜査研究員になるには

科学捜査研究員(科捜研)になるために必要な資格というのは特には無く、まずは大学または大学院を修了後、各都道府県警察が実施している一般教養と専門知識を問う地方公務員の採用試験を受験します。

ただし一番難しいのはこの「募集」です。
一般的に科学捜査研究員の募集が出るのは、研究所で退職者がいるときや、研究所の増員をするときのみで、毎年定期的な採用があるわけではありません。 ですから、科学捜査研究員を目指すときは、こまめに各都道府県警察の採用情報をホームページなどで確認し、希望する科捜研の採用時期を逃さないようにしましょう。

科学捜査研究員になるための学歴について、大学卒業か大学院卒業かについては、都市部の研究所に関しては、大学卒業者より大学院卒業者(修士修了者)を希望することが多いので、都市部での就職を希望する場合は、大学卒業後も大学院への進学などを考えておく必要性が出てくる場合があります。

就職活動の際には丁度募集がなく、一度ほかの企業などへ就職をしたり、大学や大学院の研究室、大学病院などに所属しながら採用の機会を待つという手段もあります。